運動は物事の見方まで変えてくれるストレス解消法!
おはようございます!笠森です。
今日は、先日お伝えしたストレス解消方法
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コーピング
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マインドフルネス
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慈悲の瞑想
についてはご説明しましたが、今回は
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「運動」について解説していこうと思います。
運動をすると身体の働きが良くなる!
ストレスを感じるとストレスホルモンが発生。血圧や心拍数が上がる事がわかっています。
逆に適度な運動を行うことで、心拍数が減少、血圧も下がります。また筋肉の緊張までほぐしてくれるなどいいことづくめです。
さらに精神面においても気分転換になるだけではなく、認知機能の低下が抑えられたり、不定愁訴が軽くなったりと体全体に効果のあるストレス解消法です。
身体面と精神面、両方に良い効果をもたらす健康法と言えるでしょう。
うつ病の方には適度な運動もおすすめ!
現在、うつ病の治療に軽い運動を目的にしたリハビリメニューを行っている病院も少なくありません。
それは、運動を行うことで
といった脳内物質の働きが良くなるのではないか。と言われているからです。
うつ病は、脳の働きに問題が起こって発生します。その要因の1つとされているのが、
といったモノアミンが減少すること。
強いストレスに長期間さらされると、これらの脳内神経伝達物質が減少します。それは誰にでも起こり得ることです。
軽い運動でうつ病になるリスクが軽減される可能性があります。お金もかからず健康にも良い、理想的なストレス解消法とも言えるでしょう。
運動をすると気持ちまで前向きになる!?
実際に運動をすると「気持ちまで前向きで物事の見方が楽観的になる」という研究結果もあります。
研究を行ったのは、カナダの研究チーム。運動を行うグループと座ったままのグループに分け、運動後合同で心理テストを実施しました。
心理テストの内容は、15の点を組み合わせて人間に見立てて動かした動画を見てもらい、どう感じたのか尋ねるというもの。
この人間の動きは非常にあいまいで、まるで「だまし絵」の様に、色んな解釈ができるように工夫されている動画でした。
心理テストの結果、
座ったままのグループ
【人間がこちらに向かってきている様に見える】
運動を行ったグループ
【人間が離れて行っている様に見える】
とそれぞれ傾向が別れる結果になりました。
この研究結果から推測されることは、座ったままでストレスが解消されていないと物事に対して過剰に反応し、不安に感じやすくなること。逆に運動を行うことでストレスが解消され、気持ちも前向きになる傾向があることがわかります。
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運動はうつの薬と同じくらいの治療効果があるかも!?
軽い運動によってストレス反応が抑えられることが、様々な研究結果によってわかっています。
また運動したうつ病患者と、運動しなかったうつ病患者と比較をすると、運動をしたうつ病患者の方が治療効果が大きかったという研究結果も。
さらに運動を続けていくことで、うつ病の再発率が低い傾向がありました。このように適度な運動を継続して行うことで、うつ病の改善・再発予防が期待されます。
しかし実際にうつ病になると着替える・外に出ること自体が辛いこともあるでしょう。
そんな時は調子の良い時に外の風に当たってみるだけでも気持ちが変わります。自分のできる範囲で少しずつ少しずつ、生き方を変えていくとよいでしょう。
実際にどのくらいのペースで運動をすれば良いのかを解説!
毎日1時間以上の運動をしよう!と思っても、普段運動をしていない人にとってはとてもハードルが高いものです。
ストレスの解消という面において、どのくらいの運動をペースを目標にすればよいのでしょうか。
それは、まず今より1000歩多く歩くことを心がけること。
あるいは最低週に2回、30分程度の運動を行うこと。
の2点です。
これは実際に厚生労働省が掲げる「今より10分体を動かす」を実践した場合の目安の歩数です。エレベーターを使わない。家の最寄りの駅の手前で降りてたまに歩いて帰る。など、自分ができる範囲で「ちょっと運動する時間を増やす」様にしましょう。
1日10分よりまとめて運動したいなら週に2回、ランニングやテニスなど、少し息が上がる運動を30分行うのもおすすめです。仲間が出来て楽しい出来事が増えるかもしれません。
どちらも重要なのは【続けること】です。
さらに健康上の理由でどちらも難しい場合は、家で10分ストレッチを行うだけでもストレス解消につながります。
少しずつ少しずつ、生活を変えていき、少しでも達成出来たら自分を褒めてあげましょう。
モチベーションも上がりますし、気持ちも前向きになれるかもしれませんよ。
お読みいただき、誠にありがとうございます。
今日1日、皆様にとって幸せを感じる瞬間が沢山訪れますように。