キラーストレスから脳を守ろう!ストレスへの対処法をご紹介!
こんにちは。笠森です。昨日はストレスが原因でうつ病になるメカニズムをご紹介しました。
今回は、ストレスへの対処法をご紹介します。
ストレスに対処するには、「脳の使い方」を変えていくことが大切!!
人の中には、「ストレスに強い人」「ストレスに弱い人」が存在します。
その違いはなんでしょうか。
その原因は、幼少期までさかのぼります。
幼少期にストレスの多い環境で育つと、脳の扁桃体が大きくなる傾向があることがわかっています。
脳の扁桃体でストレスを感じるため、【扁桃体が大きい=ささいなストレスでも過剰に反応しやすい】のです。
この扁桃体は大人になっても大きなまま、変化しない傾向があります。
ストレスの対処法を知ろう!1【コーピング】
では、ストレスに弱い人は、【一生ストレスに弱いまま】なのでしょうか。
いいえ、ストレスへの対処法を知れば、日常のストレスは軽減されるはずです。
実際にJAXAでも採用されているのが、【コーピング】というストレス解消法。
これは、「宇宙空間」という極限状態の中で宇宙飛行士達がストレスを貯めない方法として紹介されていました。また、うつ病になった患者さんが病気の治療の1つとしてコーピングを行っていた体験談も紹介されています。
コーピングって何?
コーピングとは、【ストレスの対処法】のことです。
コーピングを行う際には自分がどのような状況にストレスを感じるのかを知り、自分がどんなことをすれば気分が楽になるのか、知る事が大切になります。
コーピングのやり方を解説
1.ストレスの対策方法を数多く書いてまとめる
※コーピングでは、【質より量】が重要視されます。数多く対策方法を出すことが大切です。カウンセリングでは100個あげることも。
2.己のストレスを【客観視】する!
※実際にストレスを感じたとき、自分の体にどのような変化が起こったのか、ストレス度が強いのか弱いのか、客観的にみていくようにしましょう。
3.1.で挙げたストレス対策方法を実践
※仕事を失敗して落ち込んでしまった時は「運動」をして気分転換をしたり、頑張りすぎてしまった時は「アロマオイルの匂いを嗅ぐ」などでリラックスするなど。
4.最後に、本当にストレスが軽減されたのか確認!
※もしまだストレスが残っていたら、【コーピング】のストレス対策方法の中から別の方法を試します。
具体的な【コーピング】によるストレス対策方法をご紹介!
いきなり100個ものストレス対策方法を考えるのは難しいかもしれません。
ここではストレスの対策方法の一例をご紹介しますので、これを参考に実践してみることをオススメします。
ストレスの反応が体に出やすい「頑張るストレス」への対策
- 音楽を聴く
- キレイな自然を納めた写真集を眺める
- 朝日を浴びる
- 温泉に入る
- 深呼吸をする
など、「心を落ち着かせる」方法を行うのがおすすめです。
「頑張るストレス」ではストレスホルモンの1つ、アドレナリンが多く発生。体に反応が出る事がわかっています。
ストレスの反応が心に出やすい「我慢するストレス」への対策
- カラオケで大きな声で歌う
- 好きな歌手のライブに行って盛り上がる
- 好きなものを食べる
- ドライブに行く
- 買い物に行く
などの「気持ちが高揚する」方法を行うのがおすすめです。
「我慢するストレス」ではストレスホルモンの1つ、コルチゾールが多く発生。心に反応が出やすいことがわかっています。
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ちょっと変わったストレス解消方法
うつ病になってコーピングを取り入れた会社員の方のストレス解消法に「木に抱き着く」というものがありました。
この他にも
- 宝くじに当たったと想定して妄想する
- チラシを見る
- 猫の匂いを嗅いでみる
など、ちょっと変わったストレス対策の方法もあります。
自分のストレスは自分にしかわかりません。己を客観視して、自分だけのオリジナルコーピングリストを完成させましょう。
またNHKスペシャル「キラーストレス」のサイトの中では、実際にコーピングを行った40代の男性のストレスへの対策方法が紹介されていますので、参考にするのもよいでしょう。
今回は以上です。次回はコーピング以外のストレス対策法をご紹介します。
お読みいただき、誠にありがとうございます。