PPPDという、PPAPみたいな名前の新しい「めまい」の病について
こんにちは。笠森です。
先日の検査入院の結果ですが、また重症と診断され、ダイエットを余儀なくされそうです。そこまで太っていないんですけどね~(看護師&お医者さん共に100%驚かれる)
まあ、ダイエットしても脳の機能に少し問題もあるため、完治しないみたいです。
でも左半身の痺れや脱力などの症状の原因ではないみたいですし、一体私の病気はなんなんでしょう?
と、思っていた時、NHK「CHOICE!」という番組でPPPDという病気について紹介があり、私、この病気もあるかも・・・。と思ったので、記載してみようと思います。
持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)
この病気は、2017年国際平衡神経科学会会議により、診断基準が定められた世界的にも新しい病です。
もともと人間の体は、「内耳」「目」「筋肉」の情報が脳に送られることによって平衡感覚が保たれます。
これらの器官に何らかの不具合が発生することでめまいがおこり、16の疾患に分けられます。
これらの16の疾患に当てはまらないめまい症は全体の「2割」にも上ります。
そのうちの2/3がこの「PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)」ではないかとも言われているそうです!!
PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)の原因
PPPDというPPAPに似た病気になる原因は、
「普通の人には何ともない刺激に過敏に反応して、身体の平衡感覚が崩れる為では無いか」と言われています。
この病気になりやすいのは、
過去に「良性発作性頭位めまい症」や「メニエール病」といった、他のタイプの大きなめまいを発症したことがある人です。
余談ですが、笠森は高校生からの「めまい持ち」。メニエール病と言われたことも、良性発作性頭位めまい症とも言われたことがあります。
もし、過去に大きなめまいに見舞われたことがある人は、この病気になってしまっている可能性があります。
もちろん、心因性めまいなどの可能性も排除する必要がありますが、原因不明のめまいに悩んでいる人にとっては朗報と思うのは私だけでしょうか。
PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)の症状が出やすい行動
PPPDの症状が出やすい行動がいくつかあります。
-
急に動く
-
陳列棚を見る
-
丸椅子に座る
-
激しい動きの画像を見る
-
パソコンやスマホのスクロール画面を見る
-
エレベーターに乗る
等が挙げられます。
この他にも歩く、立っているという状況の時でも症状が発生する可能性があります。
ちなみに笠森はエレベーターが苦手です。しかし娘がエスカレーターに乗れないこと、左足がこわばって動かしにくいため、最近はちょいちょい利用しています。
降りたらフラフラです。
後は買い物していて陳列棚を見るのも動く車を見続けるのも苦手です。
スポンサーリンク
PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)の治療法
- 前庭リハビリテーション ※前庭神経の働きを高めるためのトレーニングです。リハビリ例:前に出した親指の爪を見つめたまま、左右・上下にスピードを変えながら頭を動かします。頭を動かしながら爪を見るのがポイントです。これを1日1回5分×3回行います。めまいに慣らすためです。しかし症状が重い人は1回するだけでとても疲れてしまうため、徐々に時間や回数を増やしていきます。
- SSRI薬の服用 ※この病気は不安症やうつを併発している人が多いためです。SSRI薬は、脳の過剰な反応を抑える効果があります。
- 認知行動療法 ※病院でこの治療を行っているところはほとんどありません。今後の治療法の確立が待たれます。
PPPD(持続性知覚性姿勢誘発めまい)の診断・治療ができる病院
https://w3hosp.med.nagoya-cu.ac.jp/media/dizzy2.pdf
などです。
上記の病院は、私がざっと調べて発見した病院です。これらの病院に関しては、念の為一度診察して貰えるか問い合わせしてみることをおすすめします。
残念ながら九州にはありません。私が住んでいる地域の病院にもいくつか電話しましたが、病名すら知られていない状態です。
今後この病気の知名度が少しでも上がって、原因不明のめまいによって苦しんでいる方が少しでも楽になればと思います。
いつも私のつたない文章を読んでいただき、誠にありがとうございます。
皆様にとって【幸せ】と思える瞬間が沢山訪れます様に。心から祈ります。