しゃっくりが止まる方法!
おはようございます。笠森です。
昨日こんなニュースを発見したので、少し掘り下げてみようと思います。
そもそもなぜ「しゃっくり」はでてしまうのでしょうか。
実は「しゃっくり」は正式名称ではありません。正式名称は「吃逆(きつぎゃく)」 です。
「しゃっくり」は「横隔膜」の痙攣が原因で起こります。しかし【何故】そうなるのかは判明していません。
例えば横隔膜を支配している「横隔神経」、あるいは呼吸中枢が刺激されることで症状がでるとされています。
どんな時に「しゃっくり」がでてしまうことが多いのか
- 満腹のとき
- 飲酒したとき
- 熱い物を食べたとき
- 刺激物を食べたとき
に症状が発生すると言われています。
こどもの「しゃっくり」の原因
実は私たちが「胎児」の時から、お母さんのお腹の中で「しゃっくり」をしています。飲み込んでしまった羊水を吐き出す時、あるいは肺呼吸の練習をするためです。
また、生まれたばかりの赤ちゃんは、横隔膜などの器官が発達していません。
そのため大人よりもよく「しゃっくり」をします。
大人はしゃっくりが続くと疲れてしまいますが、赤ちゃんは疲れはあまり感じないようです。
親としては心配ですが、基本的には気長に見守ってあげて大丈夫です。
もし赤ちゃんがぐったりしていたり、ミルクも飲まない状態の場合は、お腹が炎症するなどの病気の可能性もあります。その場合は念の為病院に連れて行くようにしましょう。
病気が原因でしゃっくりが出てしまうことがあります。
しゃっくりが原因の1つの病気
1.逆流性食道炎
胃液などが食道に逆流してしまうことで、食道の粘膜が炎症を起こす「逆流性食道炎」。胸焼けやげっぷなどが主な症状ですが、声が枯れる、咳の他しゃっくりが出るといった症状がでることがあります。
2.胃潰瘍
ピロリ菌などによって胃の粘膜を保護する力が弱くなり、胃の壁に傷が出て出血してしまう「胃潰瘍」。胃が痛くて吐き気がするだけではなく、しゃっくりがでるケースが少なくありません。
3.胃がん
胃の痛み、胸やけ、吐き気が主な症状の「胃がん」。このケースもまれにしゃっくりの症状があらわれます。
4.脳血管障害の後遺症
脳梗塞や脳出血、くも膜下出血をはじめとする「脳血管障害【脳卒中】」になってしまった患者さんの中の一部にしゃっくりを繰り返すことがあります。
5.アルコールの飲みすぎ
長い間飲酒を続ける事で脳の機能や神経に影響が出て、しゃっくりの症状があらわれることも。そこまで症状が出ている場合、手の震えや幻覚などが症状の「アルコール依存症」になっているかもしれません。
6.薬の副作用
- 気管支拡張薬
- 血圧降下薬
- ステロイド薬
などの薬の副作用の影響でしゃっくりの症状が出てくることがあります。薬を飲みはじめたらしゃっくりが止まらなくなった場合、病院で相談してみることをおすすめします。
の6つが挙げられます。
しゃっくりの止め方1
「両耳に人差し指を入れ、30秒ほど押す」
のが効果的です。耳の奥の迷走神経を刺激することで、高確率でしゃっくりがおさまるのが医学的にも証明されています。
しゃっくりの止め方2
「息を止めたまま水を飲む」
「しゃっくりをしている人を驚かす」
という止め方も民間療法の1つとして知られています。医学的には立証されてはいませんが、「横隔膜を刺激する」点では共通しています。
こどものしゃっくりの止め方
こどものしゃっくりを止める方法は、大人とは異なります。
「ミルクをゆっくり飲ませる」
「げっぷを出させる」
「体を温める」
以上の3つです。
大人と同じように「驚かせたり」「息を止めさせる」方法は避けましょう。
万が一事故になると命の危険があります。
最新のしゃっくりの止め方
福岡県の聖マリア病院の呼吸器外科の大渕俊朗医師によると、
「自分が吐いた息を繰り返し吸わせる」
という方法でしゃっくりが治まったという研究結果により、しゃっくりが止まるメカニズムが判明しました。
それは「血中のco2濃度を上げること」。
息を止めて水を飲むという民間療法も、あながち間違っていないのかもしれません。
しかし「自分が吐いた息を繰り返し吸わせる」という方法は、しゃっくりの原因は様々で個体差が大きい事から治療は医療機関のみに限られているようです。
まとめ
しゃっくりが例え出てもすぐに治まるようであれば問題ありません。もし1週間以上しゃっくりの症状が続く場合、病気が原因の可能性があります。
念のため病院に行くようにしましょう。
いつもつたない文章をお読みいただき、誠にありがとうございます。
皆様にとって「幸せ」と思える瞬間が沢山ありますように。心から祈ります。