災害時の病気の対策について
こんにちは。笠森です。
新潟他5県で大きな地震がありましたね。
けがをされた方、家から避難しなければならなくなった方、仕事に支障が出た方、今は少しでも平穏な気持ちが取り戻せていると良いのですが・・・。
人間って、どうしても過去の災害と比較してしまって、死者がいないからそんなにたいしたことない。みたいな流れってありませんか?
私はそれがあまり好きではありません。
自分が被災したことがあるからかもしれませんが、これまでの日常が奪われてしまうって、精神的に結構な負担があるからです。
小学校地震の影響で37校休校で、20日に35校登校出来る様になったようですが、全ての学校ではありません。
全てが元通りの生活になるには、しばらく時間がかかるでしょうか。
また今後一週間余震の心配もあります。どうかどうか、そんな中でも「幸せ」と思える瞬間がありますように。
大きな災害が起こりませんように。
そして、個人的に気になったのが「災害時病気になったらどうするの?」ということ。
少しまとめてみました。
持病のある方は「災害用の袋」に薬を常備しておくことをおすすめします。
まず、高血圧や糖尿病といった「持病」がある方は、災害時用の袋あるいはリュックに薬を【3日分】準備しておくことをおすすめします。
もし大きな災害が起きたり津波が来て家に帰ることが出来なくなったりした場合、薬が無いと持病が悪化する恐れがあるためです。
そうは言っても薬も古くなるといけないので、新しく薬を貰ったら災害時用にとっておいた古い薬と交換するようにしましょう。
また怪我なども心配なので、緊急時に使えるサランラップやタオル、スーパーのレジ袋なども災害時の袋に入れておくことをおすすめします。
災害時は沢山の怪我をしている可能性が高く、包帯や担架、三角巾といった応急手当の専門道具が不足し手に入らない恐れがあるためです。
そんな時でも
包帯替わりになる「サランラップ」
感染防止や骨折時に腕を固定する際に使える「スーパーのレジ袋」
ガーゼの変わりの「タオル、大判ハンカチ」
の3点が最低でもあれば良いでしょう。絆創膏や塗り薬・シップや痛み止めなどもあればなおよいです。
事前にお住まいの【災害拠点病院】を調べておきましょう。
災害時の医療に関わる医療機関は【病院】【診療所】【薬局】の3つに分けられ、それぞれ役割分担されています。
主に重症患者を受け入れ、治療を行う【災害拠点病院】
次に中等度の症状・怪我の患者を対応する【災害拠点連携病院】
それ以外の被災した患者さんに対しては【災害医療支援病院】
が治療を行います。
災害拠点病院の近くには、テントで立てられた【緊急医療救護所】が設置されることも。
また避難所にも簡易的な【医療救護所】が立てられます。その際健康の相談や歯科診察を受け、心配であればお薬を出して貰うとよいでしょう。
また持病の薬を万が一持ち運び忘れてしまったとしても、お薬手帳の写真をスマホや携帯電話で撮影しておくと安心です。あるいはお薬手帳のコピーを肌身離さず持って行くのもよいかもしれません。
災害拠点病院の一覧のリンクを下記に貼っておきます。いざという時の為に確認しておくとよいでしょう。
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/saigai_iryou/dl/saigai_iryou07.pdf
保険証や現金を持ち出せなくても大丈夫。行政が対策を講じています。
地震や津波など緊急時に慌てて出た場合、保険証や現金を持ち出せないことも少なくありません。
それでも大丈夫です。
過去の事例では厚生労働省から
被用者保険・・・【氏名】・【生年月日】・【事業所名】
国民健康保険/後期高齢者医療制度・・・【氏名】・【生年月日】・【住所】
だけで医療が受けられる様に通達がありました。
またある一定の条件を満たすことで、医療費の負担が免除・あるいは支払いの猶予期間が設けられるなどしています。
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その他・災害用の袋に入れておくと良いもの
- マスク
- 生理用ナプキン
- 紙オムツ
- 手指用の消毒スプレー
- ウェットティッシュ
- 汗ふきシート
- 水なしで頭が洗えるシャンプー
- 液体歯磨き
- 保湿クリーム
などが挙げられます。
災害用の袋がパンパンになるかもしれません。しかしいざという時に役立つと思って、頑張って揃えておくことをおすすめします。
どうしても経済的に難しい、コンパクトな収納袋にしたい場合、ウェットティッシュや手指の消毒スプレーだけでも持っておくと良いでしょう。
主に、感染症などの病気の予防用です。
いつもつたない文章をお読みいただき、誠にありがとうございます。
皆様にとって【幸せ】と思える瞬間が沢山ありますように。