北風と太陽～最近の事件について思う～

おはようございます。笠森です。

連日悲しい事件が起きていて、個人的に思うところがあったので書いてみようと思います。

もうこんな悲しい事件は起きて欲しくありません。

やり場のない怒り、悲しみ、虚しさ、理不尽さを思うと、筆舌に耐え難い苦しみを感じます。

犯人は、許せません。

しかし私達が今出来ることは、「今後このような被害者が出ない世の中にしていくこと」ではないでしょうか。

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心に傷を負っている人を責めるのは逆効果

はじめにお伝えしたいのは、私は心理カウンセラーでも、心理学の専門家でもありません。

上司や先輩から度重なるセクハラによって心が傷つき、一時期引きこもっていた当事者として発言します。

引きこもりの方が全て事件を起こす訳ではありません。

傷ついた心に塩を塗られる体験を沢山されたから、どうしようもなくなって事件を起こすのではないか。と思うのです。

実際に私が仕事中強引にホテルに連れ込まれそうになる(実害あり)というショッキングな出来事を、慰めてほしくて友達に伝えた所「あっそう。」の一言で片付けられ、酷く落ち込んだことを覚えています。

「誰も私の気持ちをわかってくれる人はいないんだ」「仕事中とはいえ、隙を見せた自分が悪い」と、自分を酷く攻め立てました。

幸い、実家に帰って温かく時に厳しく迎え入れて貰ったので、立ち直ることが出来ました。

逆に、心に大きな傷を負って、苦しんでいるのに身近な人に責め立てられたら、さらに苦しみは深く、孤独で自分を責め立てる結果になるのではないのでしょうか。

まるでそれは「北風と太陽」の様に、冷たい北風にふかれている人のようです。

犯人は自殺しても、人を殺してもいけないこともわかっていると思います。

それでも殺人(自殺含め)を犯すまで追い詰められた犯人の気持ちを理解し、対策が講じられる社会でなければ、引きこもりの問題も通り魔殺人も無くなることはないのではないでしょうか。

北風と太陽の太陽の様に、色んな人の気持ちに寄り添える社会であって欲しいと、強く願います。

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勝ち組負け組なんてない

現在日本にいる60万人以上もの引きこもりの方の対策として、支援をする動きが活発になっています。

でも、強引に働かせようとしても無理だと思います。

勝ち組、負け組、上級、下級と人をランク付けする社会に、一度つまづいてしまった人達が再度戻りたいと思えないからです。

私は

勝ち組、負け組なんてない。

上級、下級なんてない。

と思っています。

私達人間が勝手に決めたランク付けなら、私達で壊してしまえばいい。

「人の悪口は言わない」

「相手を認める」

これだけでもきっと世の中は変わると思うんです。

「自分は正しいから、正しいことをしない奴は排除しよう」と集団で個人を追い込んだ結果が今の社会です。※殺人を犯す人は、排除されても仕方がないですが、別に犯罪を犯した訳でも無いのに、集団から排除される経験をした方もいるのではないでしょうか？

自分達で追い込んでおいて、都合が悪くなったら自分の思い通りに動かそうとする。

これで怒らない人はいるのでしょうか？？

ただただ、私は「北風と太陽」の太陽の様な存在になりたいと思うばかりです。

それが果たして正解なのかどうか、私にもわかりません。苦しみながら、もがきながら、真理を求めて生きていこうと思います。

お読みいただき、誠にありがとうございます。

皆様にとって「幸せ」と思える瞬間がたくさんありますように。心から祈ります。